こんばんは ぐっちょんです
今回は試合に出れない時の心境をテーマに書いていきたいと思います
試合に出れるのは11人
当たり前の話ですがサッカーは試合に出れるのが11人、ベンチメンバーを合わせても試合に登録できるのが18人
チームにもよるが、それぞれのチームの契約人数は30人前後になる
その中で先発メンバー11人の椅子を争うことになる
簡単に言えば3人に1人、各ポジションに3人ずつがいると33人になる
複数のポジションができる選手も現代には多いのでだいたい30人程が平均かなと思う
その中で試合に出れる選手、出れない選手がいて今回は試合に出れない選手の心理についてフォーカスをあてていきたい。
自分の存在自体を否定されたような感覚
先発メンバー、ベンチメンバーを発表する中で自分の名前がないとする。
チームや監督が試合に勝つ上でこのメンバーで戦う、この試合に勝つためのメンバーだ。という意思決定によるものだ。
そこに自分の名前がないとはどういう気持ちになるだろうか。
屈辱感に襲われるし、自分の存在自体を否定されているような感覚に襲われる。
チームに必要とされていないと感じる。
もちろん、対戦相手の戦術や自分たちのチームのバランスを考えた上でこのメンバーにした。など説明はあったりする時もある
でもその試合に勝つためのメンバーに自分がいないということ以外の何者でもないのだ。
今までプロを続けてきて試合に出ている時もあれば出ていない時もあるし、出ても前半で変えられたりしたこともある。
稀に途中交代で出場してまた途中交代でベンチに下がる選手もいる(さすがにそれはない)
色んな経験をしてきたけどやはり試合に出れないのは本当に辛い時間だ。
プロサッカー選手として
やっぱりサッカー選手として試合に出れないのは辛いし苦しいし、例えチームが勝ったとしても嬉しくない。
だって自分が出ていないのだから。
もちろん表面上はみんなと笑顔で話すし勝ったことをチームメイトと喜んだりはする。
チームと契約書を交わしている以上は
「プロ」として自分の感情を出さずにチームがいい方向に進むようにする。
だけど心の奥底では悔しいし、ふざけるなと思っている。なんなら自分が出ていない試合は勝ってほしいと思っていない。自分がいないから負けてくれ。と思っている。そこは個人としての感情だ。
でもその感情もすごく大事だと思っている。
チームが勝てたら自分が出ていなくても大丈夫と思ってる選手はプロのサッカー選手ではないと個人的には思っている。
自分が試合に出続けないと来季の契約はないし、ピッチで良いプレーをしてオファーをもらうことでしか プロサッカー選手としての価値はない。
だから極端な話、チームがどんだけ負けていようが自分さえ良いプレーをできていればそれでいいのだ。
*#5の「結局自分さえ良ければそれでいい」でも書いたが、自分さえ良ければと思っている自分がいるのも確かだ
1番大事なこと
先程の「プロサッカー選手として」では自分が試合に出てる出てないかが大事だと書いた。
サッカー選手として試合に出れない時の感情というのは本当に辛いし、存在自体を否定されたような感覚なのだ。
だから周りに愚痴も吐き出したくなるし、監督の悪口とかも言いたくなる時もある。
だけどそれと同じくらい、いやそれ以上に「大事なこと」がある
むしろこれを実践できないと先程書いた「自分さえ良ければ」がただのわがままになり自己満足になる。
プロとしては色んなネガティブな感情等をパワーに変えないといけない
ただ文句を言ってるだけじゃ絶対に生き残れない。
大切なことは
「苦しい時こそ自分にベクトルを向けて自分を変えていく努力をする」
これは本当に苦しくて辛い作業である。
何故なら、自分自身で自分自身の存在(プレー)を否定しているようなものだから。
自分を見つめ直して修正していく。
時には自分のプレースタイルも崩していかないといけないこともある。
もちろんプレースタイルを全て変えるとかそういう意味ではないが、チームのスタイルと自分のスタイルがある中でチームのスタイル(戦術)を体現しながら自分のストロングを出す
それ以外にも根本的に技術やフィジカルが足りないことを認めないといけない
子供の頃違ってプロで能力の伸ばすのは時間がかかるしそれが伸びてから勝負といってもそんな甘い世界じゃない
いかに今の自分の能力のなかでチームにフォーカスするか
そうしながら試合に出ていくか。それと同時進行で技術やフィジカルの向上に努めていく
「自分で自分自身を見つめ直す」
「修正していく」
これがプロのサッカー選手として1番大事なことだと思う
試合に出れない時の心境
ここまで試合に出れない時の心境を書いてきたがプロサッカー選手で試合に出続けれている選手なんてほんのひと握りの中のひと握りしかいない
出れない時がある選手がほとんどだし、その時にどう自分と向き合うか。
そこが1番大事だし自分もそうしていきたいし、見ている方もそれを感じてほしい
試合に出てない選手はこんな感情を持ちながらプレーしているんだなと感じてもらえたら嬉しいです。
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