#6.ゴミを拾えなかった

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気付き

先日、新幹線の移動をしていたときのこと。

改札を抜けて、ホームへ向かう階段を降りている最中。

レシートのようなものが落ちていたのがチラッと視野に入った。「あ、ゴミ。」と思ったが、キャリーケースを持ちながら階段を歩いていたこともあり、ゴミを見過ごした。

その後拾おうと思ったが、後ろに人もいたからわざわざ後ろに戻って拾いにいかなかった。

でもゴミがあることに気付いているのに拾わなかった。と思われるのは嫌だからあたかもゴミに気付いてませんよ。みたいな普通の顔で階段を降り、新幹線に乗った。

乗った後に、後悔した。

なんであのとき拾えなかったんやろう。

気付いたのにも関わらず。

気付いてなかったら仕方ない。

気付いたのに。。。

ゴミに気付ける人と気付けない人

その前にまず、落ちているゴミに「気付く人」と「気付かない人」がいると思う。

また、気付いたとしても何も思わずスルーする人もいるだろう。

気付いたとしてもスルーする人は「気付かない人」とする。

そもそも「気付く」とは、

それまで気にとめていなかったところに注意が向いて、物事の存在や状態を知る。ということ。

この仮説でいくと、私は「気付かない人」になる。

ゴミだと気付いたにも関わらずスルーした。

まだその後に拾わなかったことを後悔してるからまだマシだとは思うが…。



サッカーに置き換えると

「気付ける人」と「気付けない人」を、サッカーに置き換えると…

気付ける人

・チームメイトの調子の良し悪しをゲームの中で理解できる。

・試合の中で、チームが上手く機能してない気付く。

・受け手のもらいたいボール、位置を考えれる。

・その状況の中で、出し手が出したい場所、出せるであろう範囲がわかる。

気付けない人

・チームメイトの調子に関わらず自分のしたいプレーへの要求をする。

・受け手がボールをもらえない状況にも関わらず、パスを出す。

・出し手が出せるタイミングでないのに動く。

サッカーの中でも「気付ける」と「気付けない」では差が出てくる。

もちろん本能的に気付いてプレーしている選手ももちろんいる。

ただ、サッカーであまり「気付けない人」は普段でも「気付けない人」が多いと感じる。

「気付けない人」は、自分のリズムでプレーすることが多い。自チーム、相手チーム、気候、環境、その他の色んなことによってサッカーは変わる。そこに気付いて変化を起こせるか。

では、普段から「気付ける人」はサッカーでも「気付ける人」なのか。

それは必ずしもそうとは言い切れないが、確率はかなり高いと思う。

ここで一つ言っておきたいのが

「気付ける人」だからといって、良いプレーができたり活躍できるかと言われれば

それは 「Yes」 ではない、ということ。

技術は必要だし、フィジカルも必要だし、戦術理解度も必要だしサッカーには色んな要素が必要。

だから「気付ける人」が活躍できるわけではなくて良いプレイヤー、選手の中で「気付ける人」がさらに良いプレイヤー、選手になるということ。

会社員の場合

会社の人間としてはどうだろう。

「気付ける人」と「気付けない人」

・上司に資料の確認をしてもらおうとしたが上司が忙しくて、色々と切羽詰まってそう。

・部下に仕事を頼もうとしたが体調も悪そうだし、精神的にも問題を抱えてそう。

・取引先に会社のプレゼンを行おうと思ったが、反応を見る限り違う会社と契約してそう。

自分のリズム、タイミングで自分のやりたいことやってほしいことなどをお願いしようとしても、相手にとってはそうではないとき。そういうのを感じ取ってお願いするタイミングなどを考える。

それが相手が受け取りやすいタイミングだしお願いも成功しやすい。

・取引先が違う会社と契約してそうだったら自然とフェードアウトして断らせることをさせない。                            

断ってない分、違う商談や取引の時にフラットに接してくれる。



日常の場合

・電車に乗っててお年寄りの方が座れなくて辛そうにしている

・車に乗ってて信号のない横断歩道で長い間渡れるのを待っている

どうすればいいか

答えはもうお分かりのはず。

そういう気付きがあることで1人の人間としても価値のある人間になれる。

「ゴミを拾えなかった」

人生は小さな気付きの連続。

アンテナをはることで気づきの回数を増やす。

小さな気付きは自分を作ってくれるし

自分という存在価値を上げてくれることに繋がる。

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