人生を変えた親の決断 の記事を見てくださった方はわかると思いますが、中学生になり強豪のクラブチームに入りました。そこではレベルが高く自分のイメージ通りのプレー。自由にサッカーが楽しめた1年だった。
1年生が終わるまでは…
コンピューターのような選手に
2年生に上がり、監督、コーチが代わりU-15というカテゴリーに上がりました。
2学年で1つのチームで全員で30人ほどいる中で試合に出れるのは11人。
一気に競走が始まりました。もちろん試合に出れない日々もあり、その中で監督、コーチからは
「チームの求めるプレーをしろ!」
年代的にも戦術的なトレーニングが増え、ポジショニングのトレーニングやパス&コントロールのトレーニングが増えました。
ドリブルで相手を抜くプレーよりも相手に触られないポジションをとって2タッチ以内で味方に渡してチームでゴールに向かっていく。
時代的にも当時のバルセロナが黄金期でパスで華麗に崩して得点するという形が世界のトレンドでした。それを美学にトレーニングしていました。
もちろんそこの技術、ポジショニングは今も僕の武器です。ただ自分で考えれる選手じゃなく、言われたことを遂行する コンピューターのような選手になっていきました。
試合で直面する想定外のシチュエーション
もちろん試合でトレーニング通りのチームの意図したプレーが出る部分も多く、成長も感じられました。
しかし、想定外のシチュエーションになった途端、プレーに迷いが出て、ボールを失う。
ミスが多くなる。考える癖がないから、すぐにベンチを見てしまう。そんな事が増えました。純粋にサッカーを楽しめていない時期が続きました。
それでも努力した甲斐があり、試合にも出れて、無事ユースに昇格することができました。
当時を振り返ると
当時を今、振り返ると 言われたことをするだけだったなと。自分で考えてプレーすることがほとんどなかった。
実際その当時の監督と話す機会があり
「あの時は型にはめようとしすぎた。」
とおっしゃってました。
もちろん型は大事です。
ただ、型破りも大事です。
言われたことしかできない選手はそのレベルの選手、人として終わってしまう。
僕は、その当時言われたことだけをやっていたからそのレベルになってしまった。
そこで型破りできていたら…。
今の指導者や親御さんに
今、指導者していたり、子供がスポーツをしている親御さんには、自分たちが考える「正しいこと」が決して100%正しい。とは思わないでください。もちろん今まで人生を経験してきたりサッカー歴が長い中で得た経験です。なので間違いではないです。ただそれが今の子供達に当てはまるのか。。。
その指導法、教育がその子の未来を狭めてないか。
そこを意識して接してあげて欲しいなと思います。
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