#24.選手&クラブスタッフとしての役割

football

僕は地域リーグ(Jリーグより下のカテゴリー)でプレーしながら

個人でサッカースクール運営・クラブスタッフとして活動している。

今回はクラブスタッフとしても活動している中身を少し書けたらと思う。

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役割

まず僕個人が今チームの中で課せられている役悪について話していきたいと思う。

選手としての役割はもちろん昨年までは#18.新たなチャレンジで話したがスポンサー営業という分野でも業務をこなしていた。

今年からはチームが行っている県内の各小学校に訪問し、夢について教える「夢授業」ということをメインに活動する。現役の選手が参加した方が説得力もあるということと僕自身、人前で話すのは苦手ではないからやらせてほしい。とお願いした。

その他にも人事活動の部分においても少し関与しているので今回はそこの部分にフォーカスしてお話ししていきたい。



地域リーグは人の繋がりが8割

人事にも少し携わっていると書いたが実際のところクラブから正式にお願いをされているわけではない。

正直な話、監督とコミュニケーションをとっているだけだ。

どういうことかというと、監督とは長い付き合いの中で信頼してくれている。

それもあって僕の知っている選手などでチームを探していればそれを伝えて、チームの補強ポイントと重なれば僕が直接選手に連絡をし、コンタクトを取る。

いうなれば水面下でリサーチしているような感覚だ。

繋がりが8割と書いたが地域リーグのチームは、Jリーグチームのように専属で「スカウト」がいるわけでもないし「強化部」がいるわけでもない。

いたとしても他の業務もあったりと地域リーグのクラブは選手獲得にそこまで時間を注げない。フルコミットできない。

そうなると実際の現場の責任者「監督」がオフの間もひっきりなしに電話して選手獲得に動く。

実際に今年に関しては監督も「シーズン中よりもハード」というくらいに忙しかったそうだ。

そんな中僕自身も交流のある選手から「チームがないからクラブに聞いてほしい」などの連絡があった。

僕もJリーグでプレーしていたことからJリーグの選手からそういう話があった。

もちろん下のリーグなのでそういった選手から連絡が来ることはすごく嬉しい。

そういう繋がりの中でクラブとやりとりが多かった。

クラブスタッフだけでなく、選手のつながりもうまく使いながら選手を獲得することがあるのも地域リーグならではだと思う。

最大の難点

そういうレベルの選手から話があることはクラブとしてはありがたい一方で、最大の難点としてあるのが「給与の問題」だ。

Jリーグの選手は基本的にサッカーだけで生活している。だいたい最低でも同世代の一般の社会人よりは給料をもらっていると思う。

J3の働きながらの選手もサッカー給と仕事を合わすと大体自分の年齢くらいはもらっていると思う。

そんな中、地域リーグの選手はサッカー給がほとんどと言っていいくらいない。

大学卒の選手は基本的に0。仕事で稼いだ分が生活費となる。

元プロの選手でもそんなには多くもらえない。

これはチームによって様々だが僕のチームではだいたい片手から両手の指の数くらいの金額のサッカー給があればトップクラスだ。※あまり詳しくは書けないが。

そんな条件を昨年までJリーグにいた選手がサインするのか。

これは本当に厳しい選択になる。

幸い地域リーグの中でもまだ上のカテゴリー(詳細は言えないが)である為、それでも「カテゴリー」にこだわる選手は前向きに考えてくれる。

中には奥さんや、子供もいてそれでもサッカーをできるだけ上のカテゴリーでプレーしたいから貯金を切り崩してまでプレーする決断をする選手も中にはいる。

※そこまでしてプレーしなくてもという意見が世間一般かもしれないがそこは個人の価値観の問題になる。

話を戻すとそれくらい財政的に厳しいという現実が地域リーグではあるということを知ってもらえればなと思う。

家族がいる選手に無責任にオファーを出せないという悩みもある。

選手はできるだけ上のカテゴリーでプレーしたい。

クラブはそういった価値のある選手に来て欲しいが給与が出せない。

そんなジレンマを抱えながら地域リーグの補強は行われている。

そんな中リスク承知で移籍を決め覚悟を持って働きながらプレーをしている選手も中にはいる。

そんな色んな要素がある中で選手・フロント・監督色んな人が頭を悩ませている。

僕自身も来て欲しいがその選手の家族のことを考えるとなかなかおすすめできなかったりも正直ある。

この時期はそういったこと行なっているのでその部分について触れて話してみた。

かなりリアルで過酷な現実があることも皆さんには知ってもらいたいと思う。

こんな状況だとある意味Jリーガーより必死になってプレーするし

本当の意味で生活をかけた戦いを行っているということも知ってもらえたらなと思う。

END



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