#13.プロサッカー選手の契約交渉

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プロサッカー選手の契約交渉

プロサッカー選手にとって毎年この時期は「契約更新」「契約交渉」がある。

来年も今のチームに残れるのか

クビになって来年違うチームを探すのか

はたまた活躍によって他チームからのオファーを受けるのか

中には現役引退をする選手もいる。

毎年11月から12月にかけては来年のことを考えながらプレーすることになる。

そしてその時期を迎えた。

そろそろ各チームによっては来年契約を更新するかしないかを通達しているかもしれない。

代理人がいる選手も多いがいない選手もいる。

今回はこの時期のサッカー選手の心境について書きたいと思う。

選手の置かれる立場によって心境は変わる

契約交渉を迎えるにあたって自分の立ち位置(試合に出場しているか否か)が大事なポイントになるのはいうまでもない。

1年を通してほとんど試合に絡めずにいた選手もいれば

1年を通して試合に出続けてた選手もいる。

試合に絡めずにいた選手は契約満了を告げられるのでというように不安な心境だ。

出れている選手は契約はあるだろうし年俸はどれくらい上がっているかなどを考えるし活躍次第では他チームからのオファーがあるのではないかと考える。

それだけではない。

クラブによっては大幅な改革(世代交代や減給)を検討していた場合、試合に出続けていた選手でも年齢やサラリーが高かったりすると対象になりやすい。

色んな立ち位置がある中で自分はどの位置なのかを考えながら予想をしている。



契約満了という現実

毎年各チーム10人前後が契約満了になると思う。

契約満了というのは

来年のチームの構想から外れているということ。

簡単に言えば「クビ」なのだ。

チームに必要とされないということは本当に辛いことだし状況的にいえば「無職」になるということ。

ただプロサッカーの世界ではそれが当たり前だし、そうなれば来年のチームの探すということになる。

契約満了後の心境

先程もいったが契約交渉が行われるのはほとんどのチームがシーズンが終わる前だ。

試合を残していることになる。

まだシーズンが終わっていないのに契約満了を言い渡される。

契約更新できる選手や契約年数がまだ残っている選手はチームの為にプレーできる。

では契約満了を言い渡された選手はどうか。

こんなチームダメだ。

自分が評価してもらえないことをいいことにクラブを批判したりする。

クラブへの忠誠心が一気に失われ、練習態度に出たりなどチームにとって悪影響が出ることもある。

天皇杯があったりJ2でいえばプレーオフなどがある。

その大事な時に個人的な感情でチームに悪影響が出る。

普通ならシーズンが終わってからの方がいいが選手も選手で次のチームを探さないといけないからそういうわけにもいかない。

一般の人が思う以上にこの時期はシビアなのだ。

今までチームの為にプレーしてきた選手が一気に輪を乱す。

そんなこともある。

みなさんにプロサッカーの世界のシーズン終盤というのはこういうシビアな状態になる。ということを知ってほしい。

就職活動のような気持ち

私も契約満了になったことがある。

腹が立ったしイライラした。

なんで自分が契約満了なんだ。

見る目がない。

そう思っていた。

悔しかった。

でも残りのシーズンは戦わなくてはいけない。

もちろん契約が残っている以上プロとしてチームの為に戦わなくてはいけない。

でも力が出ない。やる気が出ない。

理解していたつもりだったけど、そんなに私は人としてできていない。

どれだけ頑張っても契約満了だし頑張っても意味ないんじゃないか。

そんな気持ちでチームの為にプレーすることが難しかった。

もしこのブログをJリーガーが見てくれていれば気持ちはわかってくれるかもしれない。

そこで「就職活動」をイメージした。

実際に自分が就職活動をしたことはないがイメージとしてはそんな感覚だ。

あとの残りの何試合かを来年自分がどこのチームに行けるかの就職活動のような気持ちなら頑張れるんじゃないか。

練習も来年の為と思ってやればいい。

そんな気持ちでプレーした。

意外と新鮮で良いプレーができたら自分が来年違うチームからオファーがもらえるかもしれない。というモチベーションが生まれていい方向に向かっていった。

あくまでこれは個人的な感覚でしかないが。



この時期の選手は複雑

実際今現在リーグ戦が連戦で行われている中でもし契約満了になっている選手がいたらこういった心境でプレーしているはずだと思う。

これから各チーム契約交渉を始めると思うしその中でも各チーム何人かは満了を言い渡されると思う。

それでも残り試合に出場したりすることもあるし就職活動のような気持ちで望んでいる選手もいる。

サポーターにとっては考えられない感覚かもしれないが、この世界では当たり前のことである。

選手はあくまで「商品」「チームの中の駒」なのだ。

満了を言い渡された選手は自分を良い商品に見せる努力をしないと次のチームがないのだ。

ここからラスト1ヶ月半ほど。

色んな感情を持ってプレーしている選手がいることを理解してJリーグを見てもらえるとまた違った視点になると思う。

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