#12.プロ1年目を振り返って

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プロ1年目を振り返って

私はユースからトップチームに昇格してプロサッカー選手になった。

今回はその1年目について書きたいと思う。

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やる気に満ち溢れた始動日

始動日含め最初の1ヶ月は今でも覚えている。

やる気に満ち溢れモチベーションも高く

練習に意欲的にも取り組んでいた。

調子も良かった。

楽しくサッカーをできていたし

開幕から試合に絡む、スタメンをとる。

その気持ちが強かった。

練習試合での怪我

始動して2週間が経った頃、初めての練習試合があった。

ここからアピールが始まるし気持ちが入っていた。

怪我をしてしまった。

その怪我によって2ヶ月程チームから離れることになった。

リハビリ期間が始まった。

そこからリハビリが続いていった。

キャンプも始まりみんなが競走をしている中自分はリハビリをしていた。

辛かったし苦しかった。

けど戻ったらすぐに活躍するイメージでいた。

復帰

ついに復帰。

最初は少しずつだったがチームのトレーニングに入っていった。

しかし痛みが完全に消えるまで時間がかかったし

なにより長いリハビリが初めてということもありコンディションが全然上がらなかった。

プロのスピードっていうのにもリハビリ明けの私にはついていくのもギリギリの状況だった。

練習試合も出れない時もあったし紅白戦も出れない時も多かった。

練習が終わってからが本当の練習というような日々だった。

苦しかった日々だったし

本当にその時期は辛かった。

みんなが午前練習だけの時も午後からコーチと2人で練習したこともあった。

みんなは試合のために準備しているのに自分は何をしているんだろう、と。

でもやるしかなかった。

その時のコーチも自分の為に熱心に付き添ってくれて本当に感謝している。

その人たちがいなかったら今の私はいない。

一つずつ一つずつ自分の課題に向き合ってトレーニングをした。

成長

すると少しずつ頭の中の感覚とプレーの感覚がリンクしてきたのを感じた。

思い通りのプレーができている。

自信がついた。

結局そのまま1年目は試合に出ることなく終わったが、自分の中で今までで1番成長した1年だと今でも胸を張って言える1年だった。

ざっと1年を振り返ったが、本当に色んなことがあったしその中で成長できた。

成長=楽しい

1年目は結局試合にも絡めず終わったが物凄く充実した1年だった。

今までのキャリアの中でも1番成長できた1年だったし楽しかった。

そう、楽しかったのだ。

プロサッカー選手として試合に出てないのに「楽しかった」

本当なら試合に出ていないから最悪の1年だった。という人もいるはず。

もちろん「プロとして試合に出て結果を残す」という意味では成果が0だし満足しちゃいけない。

でも純粋に心の中では楽しかった。

それが私の感情だった。

プロサッカー選手であろうが、サッカー少年だろうが根本のサッカーへの対する気持ちは変わらない。

自分が上手く、強くなって成長している。

そう実感できた時が1番楽しいし、サッカーをやっていて良かったなと思える瞬間なんだなと思う。

試合に出ている時が幸せ。

もちろんそう。

点を決めた時が幸せ。

それももちろん正解。

でも私も含めてほとんどのサッカー選手、サッカー少年が

「楽しい」と感じる瞬間は

「成長」している時だと思う。

実際に試合には出れなかったけどプロ1年目は本当に楽しかった。

その時を振り返ると本当にそう思う。

すべてのサッカー選手へ

今、色んなカテゴリーや年代でプレーしている選手、子供達にもこれは共通することだと思う。

今なかなか試合に出れなかったり、上手くいかなかったりしてサッカーが楽しくない選手や子供達もいると思う。

そういう苦しんでいる選手や楽しくなさそうにプレーしている子供を見ていて指導者や親御さんもいると思う。

「楽しむ」=「成長」

または

「成長」=「楽しむ」

を意識していけば

必ずまた笑顔でボールを追いかける日常になると思う。

私も意識してプレーしていきたいと思う。

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